外貨両替 fx 初心者 最後の無頼派 伊集院静を見つめる さ行 忍者ブログ
引き返せないことを知るのが大人だろうか。 人生にこまやかな慈愛の眼を注ぎながら心に染み入る筆で描く『哀切の人』。 直木賞作家・伊集院静のファンのために小説・エッセイなど著書を紹介しています。
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ジゴロ (角川文庫)ジゴロ (角川文庫)
伊集院 静
角川書店 刊
発売日 1998-10
オススメ度:★★★




田舎もんのひがみなんだけど 2006-10-20
うーん、これは微妙。。。


伊集院静の描きたかった世界は、理解できる。

渋谷の伝説のストリッパー、ローズの一人息子が、ローズの愛した、父親でもある多くの男達と、渋谷と言う町で育てられて行く。

解説で馳星周が述べているように、ある種の夢の様なオトコと町の育みがある。

決してまっとうではない男達ばかりなところが、伊集院らしい。

でも、何と言うか、これはある種、すごい貴族や名家の御曹司の話に感じると同様の、いわば庶民としての疎外感を感じてしまう。

ま、田舎もんのひがみなんだけどねぇ。。。。

でもやっぱりファンタジーです 2004-05-21
 馳星周が解説で「この物語をおとぎ話と片付けることは誰にでもできる。」とした上でしかしこの小説は年老いたものの夢物語などでは決してない、と述べている。確かに随所に作者独特の男の浪漫や苦さ、きゅっとさせる切なさなどがちりばめられてはいるものの、最後までどっぷりはまることができなかった。登場人物たちが皆善人すぎることや主人公のゴローとその母であるストリッパーがありえないくらい爽やかであることなどに目を瞑っても、現在の渋谷が舞台となっているのに、風景があまりに前時代的な感じがしすぎること、登場人物たちにみなヘンなあだ名がついていること、(例えば十七歳の主人公からしてブヤのゴローである。鬼塚洋介、人呼んで鬼の洋介とか。男はつらいよの世界に迷い込んじゃったのかと思ってしまう・・・)や麻雀シーンが延々と続くことなどには耐えられなかった。ギャンブル好きのロマンチストなオヤジ向け小説です。


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白い声〈上〉 (新潮文庫)白い声〈上〉 (新潮文庫)
伊集院 静
新潮社 刊
発売日 2004-12
オススメ度:★★★




とりあえずの感想 2004-12-31
はじめに、私はキリスト教のことはよくわからないので、神の存在や巡礼のことなどには触れられないし、触れるつもりもありません。その上での感想です。
現実離れした話ではあります。
まず、野嶋という男。明治、大正、昭和初期くらいの小説家などで、こんな破滅型の人間はいただろうと思いますが、今の時代にはちょっとあり得ない気がします。あまりにも周りに迷惑をかけ、社会に不適合であり、自分で種をまいた不幸が全て自分(および周り)にふりかかってきます。
そして、玲奈という女性。私はクリスチャンではありませんが、そういうことを抜きにしてもまさに「聖女」のような人です。こんな人がいることが信じられません(笑)。どこまでも何があっても真っ直ぐに野嶋という男を信じ、支え、愛し通します。
野嶋の自業自得なダメぶりには辟易しますが、しかし、そういうふうにしか生きられなかったのだと思うとちょっと哀れに思えてきたり・・・。そして病気にまでなってしまうことには、つくづくどこまでも不運な男だと思い・・・。
そんな時、玲奈という女性の存在に読んでいて救われる思いがしました。野嶋は不運であったかもしれないが、玲奈を得たことは彼にとってこの上ない幸運であった。なんだかそんな感じの小説でした。


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白い声 上
伊集院 静
新潮社 刊
発売日 2002-02-27
オススメ度:★★★




この本の中に込められたメッセージとは? 2005-04-08
伊集院さんの作品を初めて読みました。
描写がやっぱりすごいなーって思いました。
人物はもちろん、景色とかもすごく興味をそそり、
小説の舞台になっている金沢と、スペインの街を歩いてみたくなりました。
内容的には、商社の一人娘として大事に育てられたカソリック信仰の美少女と、神などいないと思ってしまった波乱万丈な人生を送っているおじさん小説家の出逢いから始まります。
一人の人をココまで心に残して、ずっと思いを募らせる少女の姿が私には何だか「いろんな形の愛」を教えられた気がしました。
でも、上巻はマダマダこれから下巻がまってますよって感じに終わってしまいます。
 
下巻は、クライマックスに向かってかなりの勢いで進んで、私は寝る前に一冊読んじゃいました。
それくらい面白かったですよ!!!
☆4個はスペインの地名と場所がチンプンカンプンで混乱してしまったからです。
場所がわかる人にはすごく面白いと思います。
巡礼の道を歩きたいと最後には思ってしまいました。

すごいです 2002-12-12
この作家さんの本は始めて読みました。文体が綺麗でとても読みやすいですね。
主人公の女性玲奈がすごいです。本当に天使のような人です。綺麗で優しくお金持ちでキリスト教で・・・。地上の天使である条件を全て盛り込んだようなお人です。その人が昔に助けてもらった恩人の男性に再会して恋に落ちるというまあ、ありきたりな内容ですが、その恋をした男性がまたすごい!!判で押したようについていない、自己中、人嫌い、女タラシなんです。かつ暴力的。なんか平気で女性に暴力をふるう印象を受けました。
下巻はまだ読んでないですが、先は見えました。まあサスペンスではなく恋愛小説ですからこんなんでいいのかなー。ッて気がします。


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ずーっといっしょ。ずーっといっしょ。
伊集院 静 /堂本 剛
朝日新聞社 刊
発売日 2003-07
オススメ度:★★★★★




☆ずーっといっしょ。にいたいと〜思ったよ(^-^)”♪ 2003-07-24
私は、剛君と伊集院さんの2作目が出るのを…すごく楽しみに待ってました!タイトルが、【ずーっといっしょ。】いいなあって”思った,,,,!(^^)!予約していて、初めて手にした時〃一目惚れしたみたいに見ていた私でした!伊集院さんと剛君の写真が、私の目に飛び込んできた”何とも言えないあったかさと優しさが〜溢れていて(~o~)亞以須を見つめる剛君の瞳は、綺麗で☆愛がいっぱいでした(/_;)伊集院さんのエッセイも、心に響いて、涙したところもありました!!!人は生まれ、そして必ず誰にでも…訪れる死、身内の死を受け止めなればいけない時が来る…悲しいけど、淋しいけれど。いろんな事を見つめて〃人は生きていかなければいけない事を、教えられました。★〜♪剛君のイラストって、すごく可愛いし‥!あったかいし”優しいね(@_@)皆さん、ぜひ〜読んで見て下さい!私の【宝物】が、また増えました(^^)/ 

可愛い剛君v 2003-07-22
私がこの本を買ったのは
私が堂本剛君のファンだったからです。
最近、気になり始めて、去年前作がでていたことを知らかったので
前作『きみとあるけば』も一緒に買ってみました。
どちらも、剛君は可愛いですよ♪
それから伊集院さんの少年時代や愛犬に対する愛情、感情
など、いろいろな事がわかります。
剛君の言葉が心に響くように
伊集院さんの言葉も、とても胸に響きました。
剛君ファンの皆さんも、犬が好きな方も、
いろいろな面から楽しめると思います。
是非皆さんも、読んでみてください。

可愛い剛くんと伊集院さんの少年時代 2003-07-22
今回この本を買ったのは私が堂本剛君のファンだったからです。
そして、写真に剛君直筆の絵・・
どれもうれしくって、大興奮でした♪
そして、本を読んでみました。
すると、伊集院さんのことをよく知らなかったのですが、
この本を読んで、少年時代のことや
犬に対する愛情。。。などなどいろんな事を知れました。
とにかく剛君が可愛いので〔笑〕
剛君ファンは絶対に買うべきです♪
ちなみに私は前作〔きみとあるけば〕も一緒に買いました。
どちらも、とてもよい作品なので
皆さんも、読んでみてください!


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白い声〈下〉 (新潮文庫)白い声〈下〉 (新潮文庫)
伊集院 静
新潮社 刊
発売日 2004-12
オススメ度:★★★




キリスト教 2008-06-21
私はクリスチャンなのですが、このヒロインは、読んでいて全くそのように思えず最後まで違和感を感じたまま終わってしまいました。

信仰は精神面なので作家自身が知らなければそれは書けないものだと思いました。

三浦綾子さんの本は痛いほどこちらに通ずるものがあります。
ただ伊集院さんの描写はさすがですね!自分が外国を旅をしているように頭に風景が浮かびました。


純粋さ 2005-02-17
 簡単に話の内容を説明すると、カソリック信者の美しい女性がアンチカソリックの問題のある男性を追いかけ、救うと言うような話。長い話なのでうまく要約するのは難しいです。
 僕はこの話を読んでいて、主人公である玲奈に少なからぬ苛立ちを覚え、野嶋にはある一種のシンパシーを感じました。玲奈の純粋な想いが野嶋を救うという筋のはずが、本当に純粋だったのは野嶋なのではないだろうか?と思ってしまいました。
 玲奈も野嶋も人間らしくないというのが一つの仕掛けなのでしょう。そして、巡礼と言うイベントを超えることによって、玲奈の持つプラスの人間らしくなさと野嶋が持つマイナスの人間らしくなさが巧い具合に混ざり合って人間らしい人間を創りだしたのではないでしょうか?
 題名の「白い声」これは「人間」の声です。本当に神聖なのでは神などではなく、「人間」なのです。高潔さを持ち、汚さを持つ「人間」こそが本当は神聖なものなのではないでしょうか?
 そういった意味ではこの本は宗教を否定するものなのかもしれない。

救いを求めた果てに。 2005-02-03
表紙と帯のコピーに惹かれて何となく手に取った小説。
いざ読んでみたら、「こんな出来事は有り得ない」といったような
設定や展開がいくつもあるので、少なからず違和感を感じましたが
逆に「有り得ない」ような物語だからこそ最後まで読むことが
出来たのだと思います。
フィクションだからこその醍醐味、といったところでしょうか。
後半(下巻)の舞台は日本からスペインに移ります。
スペインへはまだ一度も行った事がないので、イメージが掴みづらいと
思っていましたが、物語を読んでいると自分もその場所にいるような
感覚になりました。特にスペイン巡礼の部分は個人的に好きなところです。
読んでいたら自分も巡礼に行ってみたいとさえ思うようになりました。
(生半可な気持ちでは無理だと思いますが・・・)
最後に、野嶋は救われたのか、否か・・・。
少なくとも、玲奈と共に巡礼をしていた時の彼は救われていたはずです。


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