外貨両替 fx 初心者 最後の無頼派 伊集院静を見つめる 作家の愛したホテル |伊集院 静 忍者ブログ
引き返せないことを知るのが大人だろうか。 人生にこまやかな慈愛の眼を注ぎながら心に染み入る筆で描く『哀切の人』。 直木賞作家・伊集院静のファンのために小説・エッセイなど著書を紹介しています。
[97]  [101]  [98]  [102]  [100]  [1]  [7]  [13]  [94]  [92]  [2
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

作家の愛したホテル作家の愛したホテル
伊集院 静
日経BP社 刊
発売日 2009-11-19
オススメ度:★★★




日常と非日常の間隙を“酔歩”で歩む、トラディショナルの基本を既に身につけた男。 2010-01-10
男の作家でトラディショナルな人間の基本を身につけながら、それをあまり感じさせることなく、また、自らの弱さを隠さない作家は何人いるのだろう。姿だけ気取り、借り物のファンデーションで小説を書く作家の作品は空しい。作家に何らかの意味で“不良性”がなければ通常の流行作家に何の魅力があろう!決まった場に於いての頭脳創作活動には限界があるが、作家あるいは編集者の都合(どちらでもいいが)で、移動書斎としてホテルが長く使われてきた(のも今は昔らしい)。伊集院静は作品から、ホテルを渡り歩くのに向いていると思う。この人は、動けるうちに世界をみておこうとしていることが分かる。本書は“大人の男の旅”6年間の想いである。世界50カ所、52のホテルが登場する。例によって、ギャンブルの話が多いが、絵画の記述も多い。エッセイでは「ダンサーの背中」が良いかな、マリナデルレイのホテルも素敵だ。大人の男の旅だろ!此奴の文章は好きだし、気取りも好きさ。

伊集院静には“酔歩(Random Walk)”で往ってもらいたい。

雑誌連載のコラム集ゆえ・・・ 2010-01-09
しかも「日経」系なので編集者もたぶん文芸作品の扱いは不慣れだったと思われる。作者らしい「キレ」「後味」は随所に埋め込まれているものの全体的には低調。むしろ「写真集」としての評価になってしまうかも。エッセイや短編の文量もないのでとても中途半端。名手らしからぬ感じで「どこかで何回も読んだことある」感がそこはかとなく漂ってしまう。定価も張るので文庫化を待つのが得策では?やはり、西原との名コンビもののほうがはるかに読み物としては上出来です。


さらに詳しい情報はコチラ≫
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
ブログ内検索
最新コメント
カウンター
プロフィール
HN:
ドヤ顔の人
性別:
非公開
バーコード
Copyright © 最後の無頼派 伊集院静を見つめる All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]