外貨両替 fx 初心者 最後の無頼派 伊集院静を見つめる ねむりねこ |伊集院 静 忍者ブログ
引き返せないことを知るのが大人だろうか。 人生にこまやかな慈愛の眼を注ぎながら心に染み入る筆で描く『哀切の人』。 直木賞作家・伊集院静のファンのために小説・エッセイなど著書を紹介しています。
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ねむりねこねむりねこ
伊集院 静
講談社 刊
発売日 2003-11
オススメ度:★★★★




喰わずぎらいだった 2004-05-03
熊谷守一の表紙絵に惹かれて買った。筆者の伊集院静の本を買うのは初めてのこと。夏目雅子と結婚したことで名を上げた流行作家という印象が私の中にはずっとあったし、伊集院静という名前がなんとなく胡散臭くて、喰わず嫌いをしていた。しかし読んでみてけっこう骨のある人だと解った。熊谷守一の絵が好きなだけはあると、急に妙な親近感も湧いた。
気に入ったフレーズが幾つか出てくる。
その一つは『私は人前で大声を上げないのことが大人の男だと思って生きてきたのに…』「松井秀樹の軌跡」の中で、伊集院が「ヨオーッシ」などと松井のホームランに無意識に声を上げる、らしい。という所だ。
全くそうだ。人前で大声をあげる男は、大人の男とは認めたくない。男は常に冷静沈着であってほしい。最近の男は大したことでなくても、人前で泣いたりわめいたりするのがいて、嘆かわしいと思っていたので、この一言には膝を打った。
さて「ねむりねこ」とは、守一の表紙絵のタイトルそのままを取ったものだが、あとがきに、そのあたりのことがこんな風に書いてある。
『守一の作品には根に品性がある。それは私に一番欠落しているもので、こころがけてみるのだがいっこうに身につかない…』
なんの、なんの、このエッセイ集を読む限り、伊集院静には品性があることが良くわかるのだ。


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