引き返せないことを知るのが大人だろうか。
人生にこまやかな慈愛の眼を注ぎながら心に染み入る筆で描く『哀切の人』。
直木賞作家・伊集院静のファンのために小説・エッセイなど著書を紹介しています。
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なんでもありか―静と理恵子の血みどろ絵日誌
伊集院 静 /西原 理恵子
双葉社 刊
発売日 2008-03-26
オススメ度:★★★★★
まさしく「なんでもあり」 2008-09-23
伊集院静という人は、ほんとにこんな人現存するのかと思うくらいスケールがでかいというか、常識外れというか…。これまた非常識?漫画家サイバラとのコラボが何とも楽しい。アメリカ、フランス、スコットランドに行ってまでどうして競輪打つのか(笑)。ほんとビョーキです。今回の目玉(付録?)は武豊と3人での対談。これがまた笑えます。この人武豊の仲人やってるんですよね… こんなところも伊集院さんの不思議な魅力。
書くほうも描くほうだし、読むほうも 2008-03-29
「週刊大衆」というなかなか店頭買いしにくい雑誌に掲載されているため単行本に頼らざるを得ない。「成人の日のサントリー広告」のように居心地の良いマンネリ感、伊集院センセイのきれいな小説とはうって変わったドロドロ感、そして西原画伯のヘタウマなイラストとツッコミ。すべてが絶妙にブレンドされていてたまりません。今回は、旅や松井、武の話が多いので割りと爽やかな一面も。これだけ競輪の悪口をいうのならとっととやめればいいのに、というのはまったく素人の考えであって一度競輪場のゲートをくぐると死ぬか、完全に破産するまでやめられない無間地獄、いや天国である実感が湧いてくる。阿佐田哲也以後の「無頼派」をしょって立つ伊集院先生ならではのシリーズ本。競輪施行者のみなさま、ぜひ「伊集院杯」を設立してください。
さらに詳しい情報はコチラ≫
伊集院 静 /西原 理恵子
双葉社 刊
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書くほうも描くほうだし、読むほうも 2008-03-29
「週刊大衆」というなかなか店頭買いしにくい雑誌に掲載されているため単行本に頼らざるを得ない。「成人の日のサントリー広告」のように居心地の良いマンネリ感、伊集院センセイのきれいな小説とはうって変わったドロドロ感、そして西原画伯のヘタウマなイラストとツッコミ。すべてが絶妙にブレンドされていてたまりません。今回は、旅や松井、武の話が多いので割りと爽やかな一面も。これだけ競輪の悪口をいうのならとっととやめればいいのに、というのはまったく素人の考えであって一度競輪場のゲートをくぐると死ぬか、完全に破産するまでやめられない無間地獄、いや天国である実感が湧いてくる。阿佐田哲也以後の「無頼派」をしょって立つ伊集院先生ならではのシリーズ本。競輪施行者のみなさま、ぜひ「伊集院杯」を設立してください。
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