外貨両替 fx 初心者 最後の無頼派 伊集院静を見つめる 忍者ブログ
引き返せないことを知るのが大人だろうか。 人生にこまやかな慈愛の眼を注ぎながら心に染み入る筆で描く『哀切の人』。 直木賞作家・伊集院静のファンのために小説・エッセイなど著書を紹介しています。
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極上掌篇小説極上掌篇小説
いしい しんじ /石田 衣良 /伊集院 静 /歌野 晶午 /大岡 玲 /大崎 善生 /片岡 義男 /勝目 梓 /車谷 長吉 /玄侑 宗久
角川書店 刊
発売日 2006-11
オススメ度:★★★




作家の特徴がわかる本 2007-09-20
今まで読むことのなかった作家の短編を読むことができて、いろいろな意味で参考になった。

中でも特に、大岡玲の作品は胸にぐっとしみるものがあった。今まで読んだことがなかったので、これから彼の作品を読んでみたいと思う。

紅茶でも飲みながら 2007-03-21
これは10枚ほどの短編集です。


一つ一つがどれもすばらしくて、その世界に引き込まれてしまいます。

次の話を続けて読むのはもったいない。

一つ読んだら紅茶を入れて、ゆっくり飲みながら、その世界に身を任せる。

そんな読み方がふさわしいと思います。


全部読み切ってしまうのが、惜しいほどです。

悪意とペーソス、たそがれのショートショート 2007-02-01
 ぶ厚さの割に1時間程度で読める本だ。どこから読んでもかまわない。短い話ばかりだから。しかし、気分が落ち込んでいる人にはお勧めできない。欝の人にはもってのほかだ。内容は無意識の内に蠢(うごめ)く悪意や哀しみ、やるせなさや憤りに満ちている。決して読後感のよいものではない。


 もしも、小説の書き方を知りたい。それぞれの作風を味わいたい。短編というものを読んでみたいという興味や情熱がある方ならお勧めするが、有意義な時間潰しをしたい、建設的な意見を拾いたい、気分転換や気晴らしに読みたいという人には全くお勧めできないシロモノである。


 手に取ったとき、装丁の内側が非常につやのある滑らかな紙が使われているので、読んでいる間の本の持ち心地触り心地はいい。それに反して読んでいて気分の良いものではない。そのギャップが私にとっては神経が逆撫でされるものだったので、星の評価を落とした。




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それがどうした―静と理恵子の血みどろ絵日誌 (静と理恵子の血みどろ絵日誌)それがどうした―静と理恵子の血みどろ絵日誌 (静と理恵子の血みどろ絵日誌)
伊集院 静 /西原 理恵子
双葉社 刊
発売日 2002-03
オススメ度:★★★★★




おもしろい! 2003-06-03
雑誌「週刊大衆」に連載されている人気コラムの単行本化。
単行本「アホー鳥が行く」の続編です。
前作を読んで、すっごく面白くってはまってしまいました!
でも女なので「週刊大衆」を買う勇気が無く(中京スポーツは買えるけど(笑))単行本化を待ちに待ってました。
伊集院さんから見た競輪、麻雀、競馬などのギャンブルと野球、サッカー、ゴルフ、格闘技の思わずうなってしまうような視点。そして、それを通して出会った人々との交友関係。
どれもとっても面白いです。
そして私の大好きな「アジアパー伝」シリーズの鴨志田さん、共著者の西原さんとの麻雀対談と書き下ろし麻雀漫画と盛りだくさん!
はまりますよ!!

それがどうした 2003-03-11
ほんとにタイトルどおり、”それがどうした”ってくらいしょうも無い競輪の話ばっかりだったりしますが、なぜか好きなんです。
そういう人にはお勧めかも・・・


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眠る鯉
伊集院 静
文芸春秋 刊
発売日 2003-01
オススメ度:★★★




読ませるのですが、 2008-04-30
癖の無い素直な文章で、とても読ませます。短編集なのですが、どれの作品も老いと死を意識せざる得ない年齢に差し掛かった人物のこれまでの人生のい中の忘れていた、あるいは悔いのある何かを取り戻そうとする(または受け入れようとする)話しです。


で、私は考え込んでしまいました。


つまり、あまり物語に、作品に潜り込めなかった、没頭できなかったのです。読みやすいのに、素直で、上手いのに、です。何故だか考えてみたのですが、私(読み手)にとってのこの短編集の中に出てくる人物に共感出来る人物が見当たらないからなんですね。どうも、自分勝手過ぎて(もちろん私もかなり自分勝手度数高いです、おそらく日本男性の平均値は軽く越えている自信アリ)どうしても共感が起こらない。また、短編として切り取るある場面なり、時間なりにその理由なり、綺麗さだとか、言葉にしにくい何かだとかを投影する事も、ココでなくてもよいのでは?というツッコミ小人(私の中にいる他者といいますか、批判精神の人称化といいますか、そんな奴です)を納得させられなかったのです。もう少し工夫があっても良いのではないか?と。少々ストレート過ぎるのではないか?と。また、私の想像力(死期せまる老齢の方々の心境になりきれない)の無さを確信しました。



と、いままではこの辺までの感想で終わっていたのですが、何故だか(この読みやすさからだと私は感じるのですが)もう少し考えると、この小説の対象読者に入れなかった→ではなくそもそも作者が想定している読者層に私が入れなかった→よく考えると、なんとなくだが、ある一定の年齢に達した方(息子、娘が成人していて自分の死期を間近に感じられる年齢)にだけ届けば良い様に書かれている、という感覚に陥りました。だからこそ、あえてストレートにする事で残り時間の少ない方に訴えかける強さが増すのかもしれない、と。



でも、まるでカンドーしたがり(「感動」ではなく「カンドー」です、もう待ってる状態ですから、すっごく安くても美味しく「カンドー」できちゃうアレです)な方々と泣ける安易な(すぐ人死んじゃう、とか実は生きてた!とか)ベストセラーの関係みたいです(泣いてスッキリ、気持ち良ければオッケー過ぎて、恐ろしいと私は勝手に思いますが)けれど。



変わるかもしれませんが、今のところ、息子、娘が成人していて自分の死期を間近に感じられる年齢の方にオススメ致します。


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ごろごろごろごろ
伊集院 静
講談社 刊
発売日 2001-03
オススメ度:★★


?? とある海岸に建つ裏さびれた倉庫の管理人をしている「私」のもとに、昔よく麻雀卓を囲んでいた男のことで電話がかかってくる。厄介事が含まれていそうなその電話に、「彼の口から佐久間の名前が出なければ、私は彼に逢いに行かなかった」と電話の主・東に会いに行ってしまう。そこから、主人公の過去から現在への物語が佐久間のことを軸に語られはじめる。
???社会の端で日銭を稼ぎながら生活し、定住することに慣れない「私」。偶然声をかけ合うようになった男たちと定期的に卓を囲むようになり、いつしか男たち―佐久間(サクジ)、木地(キサン)、富永(トミヤス)との間にしっかりとした絆が生まれた…。
?『ごろごろ』に描かれている男たちは、必要以上に他人と関わらない。それぞれの道を生きており、それぞれのあり方を黙認しあっている。大切なのは、卓を囲んでいるということ、そしてその囲み方のバランスがいいということ。やくざな男たちではあるが、彼らに荒々しさはなく、虚勢を張ったりすることもない。それでいて、読み手のなかに眠っている男気を静かに揺さぶり起こす何かが隠されている。
???引き締まった文章で構成され、淡々と話が展開されていくサクジとの物語。心情描写は多くないが、確固たる情感が状況描写を通じて描き出される。季節感あふれる情景描写も、この情感を盛り上げるのに一役買っていることは間違いない。繊細な描写に支えられて浮かび上がってくる悲しみ。これこそが本作品の魅力なのではないだろうか。(土田みき)


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美の旅人 フランスへ美の旅人 フランスへ
伊集院 静
小学館 刊
発売日 2007-04-24
オススメ度:★★★★★




無頼派でかつ耽美派 2009-03-15
1枚の絵を見るためだけにフランスを回る憧れの旅。ルーブル、オルセー、オランジュリーといったパリの美術館だけでなく全土をくまなく訪れて絵と対面する。そして疲れたら酒とカジノ。ほんとうに上質の時間がゆっくりと全編に心地よく流れていく。時間とお金、そして体力がそろわないとけっして実現しそうもない旅を前作のスペインに続き踏破した作家の姿はかなり以前に競輪場でお見かけした人とは別人なのだろうか?それともその両極端こそが創作の原動力なのだろうか?母に連れられて行った展覧会の想い出や「(絵を見ることは)その人がかがやくことなのだ。」といった鋭い指摘などほんとうにきらきらとしていて読み物としても最高。つぎはどこへ絵を探しにいってくれるのだろうか?待ちきれない!

わかり易く詳しく美しい 2007-08-24
有名な絵画の背景や、描かれた時代、画家についてとても詳しく説明してあり

とてもわかりやすいです。

普通の美術書のように、読んでいると少し疲れるような堅苦しいものではなく

ぐいぐい引き込まれるような文章はさすがだと思います。

絵もふんだんにちりばめられていて贅沢な一冊です。

少し値段は高いのですが、この一冊でフランス絵画がわかる?!ような気持ちになりますし、

お得な気分に浸れました。

これを読んだらフランスに行って、美術館巡りをしたくなりました。


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